- CPU:AMD TurionTM II NEO N40Lプロセッサー1.5GHz
- RAM:10GB
- HDD:6TB (3TB+2TB+500GB+500GB)
- PCIe:RAC, PT3
- OS:Ubuntu 12.04.2 LTS
- ファイルサーバ:netatalk
- 録画サーバ
- recpt1
- epgrec
- VPNサーバ:pptpd
Ubuntu
はじめはWindows Home Server 2011(以下WHS)をインストールしたのですが、WHSは8GBまでしか対応しないため、メモリを増設した後ではせっかくのメモリを余らすことに。そのため、ESXiをインストールしてWHSをゲストOSにしようとしました。
けれども、よく調べておかなかったが悪いのですが、TurionではPCIパススルー未対応なので、ESXi上で動かすとPT3が使えない。元々録画サーバとすることがMicroServerを買った目的なので、これは致命的。
そのため、メモリをフルに使うためには、OSはWindows Server 2008R2かWindows Server 2012にするしかない。
前々より、OSにおいても適者生存だと思ってるので、クライアントはOS X、LAN内サーバはWindows Server、公開サーバはLinuxと使い分けするのが個人的なこだわりだったり。
ただ、そもそもそこまでWindowsにこだわることもないかな、と。
最近、仕事でもUbuntu使う機会が増えてきて、結構Ubuntu好きになってきました。
今のところ、このBlogはさくらのVPS上のScientific Linuxで動いていますが、このサーバもUbuntuにしてもいいかもってほど、Ubuntuが良い感じなので、MicroServerにもUbuntuをインストールすることに。
ファイルサーバ
以下を参考に。クライアントはMacBook Proなので、netatalkでAFPを喋らせることに。
Netatalk and Sambaより引用。かなり勉強になりました。
Macからはnetatalk、Windowsからはsambaへ接続することをお勧めします。理由は、それぞれのファイルシステムは独自の仕様を持つからです。
OS XのファイルシステムHFS+は、以下のような特徴を持ちます。
- データフォークとは別にリソースフォークがある
- Finder情報と呼ばれるメタデータがある (Type/Creatorはこの中)
- 拡張属性(EA)と呼ばれるメタデータがある
- ファイル名禁止文字は「:」
- ファイル名は正規分解したUnicodeだが、一部例外アリの独自ルール
- ファイルやディレクトリにCNIDと呼ばれる番号を付けて管理する
それぞれの仕様に合わせたプロトコルがAFPでありSMBです。 ファイル本体のみ正常に扱うことが出来れば他のメタデータは必要ないという考え方もありますが、メタデータはOSやアプリケーションが何らかの理由で扱うため、これを喪失すると思わぬトラブルに遭遇します。
Mac/Win両対応ファイルサーバを構築するならnetatalk/sambaの組み合わせにすべきです。
ファイルのコピーは、AppleDoubleを削除してAFPでやりましょ
MicroServerへのファイルのコピーは、結果として以下のコマンド操作をして、AppleDoubleを削除した上でFinder(AFP)でコピーして上手くいきました。
$ cd /Volumes/My\ Passport
$ sudo find ./ -name ".AppleDouble" -execdir rm -dfr {} \;
ちなみにこの前まではNAS(TS-112)でデータ管理してて、HDDを引っ越しする際にUSBの外付けへとコピーしておいたのですが、そのデータをMicroServerへ渡す時に一部のファイルが上手くコピー出来ませんでした。
原因としては、外付けHDDで保存しておいたデータにAppleDoubleというメタデータを格納した不可視ファイルを作っていて、そのファイルのコピーがパーミッションが何とかで弾かれてしまう模様。
その後、FTPでアップロードしたら、コピー自体は上手くいったと思ったけど、一部のファイルがOS Xからアクセス出来なかったので、結局上記の方法でうまくいきました。
結論としては、MacからはAFPがベストプラクティス。
録画サーバ
ここらへんはあまり詳しくないです。Ubuntu PT3 – Bingで情報は多々あるので、他の方の設定を参考にして無事動作しました。
VPNサーバ
pptpdでPPTPサーバにしました。我が家のブロードバンドルータはNECのAterm 8700Nを使ってるので、BiglobeのダイナミックDNSを申し込んで、外部からアクセスも出来るようにしました。月額210円ですが、固定IPよりも安いかと。
IPv6なら固定IPで運用できるけど、残念ながらモバイルでIPv6環境がいまいち整っていないので、ダイナミックDNSです。
MicroServerからcronとかでダイナミックDNSしてもいいけど、ちょっとトラブったので、楽なやり方で。
こんな感じで出先からでも録画予約出来るようになりました。
後は
SSDにしたいけど、コスト面でネックなので、とりあえずは余ってる2.5インチHDDを組み込んで省電力化&静音化させたい。